CTO

オンライン大学院で学べるってすごい時代ですわ

はいさい。みなさんこんにちは。CTO大森です。

みなさん、ちゃんとキャリア迷子やってますか〜??

医局に入らない総合診療医のみなさんがアイデンティティ・クライシスに陥りやすい時期になってまいりました。

まあ年中ですけど。

当院を見学される学生や研修医の先生方ともお話する機会が増えてきていますが、よく話題にあがるのが「学位」のお話です。

足裏の飯粒と揶揄されることもある学位。とっても食えないし、とらないと気になる…という意味ですね。

かくいう私も「同級生がみんな大学院に行ってる…」「自分も学位を取らないと干されるのでは…」などと不安になる時期がありました。

医師が全員大学院に通っているわけでもないし、学位がないと干されるわけではないんですけどね。

newly graduated people wearing black academy gowns throwing hats up in the air
Photo by Pixabay on Pexels.com

さて、今回はオンライン大学院のお話です。当科スタッフが修了したオンライン大学院をいくつか紹介します。

ジョンズホプキンス大学 School of Public Health

https://www.jhsph.jp/

ジョンズ・ホプキンス大学のSPHです。

日本で働きながら、世界最高峰のMPHの取得する。というメッセージが心強い。

授業はほぼ英語で、国内でのオンサイト授業もあったようです。現在の状況については当サイトにてお問い合わせください。

上記サイトの卒業生の声では、当院総合診療科の2014年度のチーフレジデントを務めた橋本忠幸先生のコメントが掲載されていました。

グロービス経営大学院

グロービス経営大学院

https://mba.globis.ac.jp/

みんな大好きGLOBIS。

医師でも中堅クラスになると、働き方改革やリクルート、多様性に寛容な働き方など、教科書では学べないさまざまな課題にぶちあたります。

医療とマネジメントは切っても切り離せない関係にあり、経営大学院でビジネススキルを学ぶことはとても意義があるように思います。

当院の医師もおそらく10名くらい通っているんじゃないでしょうか。

単科コースも開講しており、中でもクリティカル・シンキングはおすすめです。

当科では部長を始め3名がMBAを取得しています。当科の柏木によるCadettoのインタビュー記事もご覧になってください。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/cadetto/dtod/ryugi/201911/562936.html

九州大学大学院 医療経営・管理学

九州大学 大学院 医学系学府 医療経営・管理学専攻
https://www.hcam.med.kyushu-u.ac.jp/

医療経営管理学修士(MHA)を取得できる、国内唯一の大学院です。MHAはMPHとMBAの真ん中のようなポジションという意見が多い印象です。

COVID-19の流行に伴い、2020年度以降講義はオンラインとなりました。今後もオンラインで継続するかどうかについては大学院学務にお問い合わせください。

飯塚病院から35kmしか離れていないので通うことも可能な距離ではありますが、授業は完全にオンラインでした。

大学内でしか扱えないデータで研究をする場合、通学している学生もいました。

同期は看護師や理学療法士が中心で公認会計士や政治家志望など多彩な同期に巡り会えることでしょう。

King’s College London Palliative Care MSc

Our Palliative Care programme will give you the skills to critically appraise research and evidence on palliative care, conduct high quality research, improve clinical practice and develop services across the world.

https://www.kcl.ac.uk/study/postgraduate-taught/courses/palliative-care-msc-pg-dip-pg-cert

緩和ケア修士を取得できる、Cicely Saunders 先生ともゆかりのある英国の大学院です。

COVID-19流行をきっかけに、オンラインコースが開始されたようです。

現在はハイブリッド型で、教室からの参加も認められていますが、実際にはオンラインで参加する生徒が多数とのことです(15人オンライン、3人オンサイト、など)

こちらのブログで情報発信をされていますので、ぜひご覧になってください。

https://studymed.hateblo.jp/

終わりに

他にも飯塚病院では通学に必要な費用の補助や、入学祝い金などの制度があります。日々の臨床業務と並行して通学することは大変ですが、それだけ意義はあるのではないかと、感じています。

もし興味がある方がいれば以下のフォームよりお問い合わせください。