内科専攻医プログラムには登録せず、後期研修医として連携医療・緩和ケア科に所属します。卒後3−5年目の医師が対象で研修期間は1年です。その後は内科や麻酔科などの専攻医プログラムに登録する、引き続き後期研修医として勤務をする、開業するなどのキャリアを選べます。
当科所属の後期研修医のメリット
- 医療圏の8割の救急入院を受け入れる施設であり、どの診療科でも多彩な症例を経験できる。
- 三次救急診療や急性期診療を経験できる。
- 他科・他院ローテート中でもSlackなどを通じて連携医療・緩和ケア科の仲間とつながりを保ち続けメンタリングを受けることができる。
- 実現したい自分の志や夢を応援してくれる仲間がいる
- 当科所属の後期研修医・専攻医はまだ少なく希少性が高い
当科での業務内容
- がん末期の療養の場の検討や症状緩和治療
- 入退院を繰り返す心不全患者の入院治療と教育
- 在宅医療の導入と継続した在宅医療の実践
- 誤嚥性肺炎の嚥下評価、嚥下造影、食形態調整
- 緩和ケアチームでの外科や婦人科などからのコンサルタント
- 研修医への教育
- 3−4人1チームでの診療・会議
- 月3−4回の病棟当直・急患対応
こんな方におすすめ
- 緩和ケアについて体系的に学んだ上で専門研修に臨みたい人
- 専門内科を目指すか、総合診療医(家庭医)になるかを悩んでいる人
- 次年度、飯塚病院の新専門医制度への登録を考えている人
- 福岡で働きたい・住みたい人
具体的な研修内容
6ヶ月以上当科をローテーションする必要があり、それ以外の期間は他科や関連病院のローテーションが可能です。
当科の後期研修医のローテーションプログラムの一例です。
モデル①の医師はこれまで別の病院に勤務をしていました。年度始めに総合診療科をローテーションし、内科全般や病棟管理を経験し院内のシステムに慣れてもらっています。当科ローテーション中は一般病棟での診療と週半日の訪問診療を行い、診療科の運営業務や多施設抄読会への参加をしています。
モデル②の医師は前年まで当院の総合診療科に在籍しており、post acute careを学ぶために当科での後期研修にシフトしました。前半を当科でがん・非がんでの緩和ケアに関わりながら、後半を地域のコミュニティホスピタルでのプライマリ・ケアに従事するプランです。
専攻医プログラムと比較して自由度が高いのが特徴です。
待遇について
基本契約は1年更新となります。
連携医療・緩和ケア科所属の後期研修医であれば、内科当直や救急車当直が月2回前後、連携医療・緩和ケア科の病棟当直が月2−3回程度あります。
詳細はこちらをご参照ください。
見学のお申し込み
後期研修医採用枠が埋まった場合は募集停止になる可能性があります。
雇用形態や内科専攻医プログラム全体の詳細や、病院見学の申し込みについてはこちらをご参照ください。