緩和医療専門医ってどうすればとれるの?あなたの疑問にお答えします!

このページでわかること
  • 日本緩和医療学会 専門医になるために必要な条件(2021年版)は8つ
  • 飯塚病院 連携医療・緩和ケア科で最低2年研修を詰めば専門医受験資格を得られる
  • 鬼門はやはり論文…?

2021年度の日本緩和医療学会 緩和医療専門医の詳細はこちらをご参照ください。

緩和医療専門医になるには??

緩和医療専門医になるには、【A.認定研修施設における研修期間が2年以上の場合】【B.認定研修施設外研修を利用した場合】と2つありましたが、認定研修施設外研修の新規受付は2019年4月を以って終了しています。そのため今後受験をお考えの方は、認定研修施設での受験が必要となります。

飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は認定研修施設ですので、専門医募集要項の【A.認定研修施設における研修期間が2年以上の場合】に必要な書類などを準備する必要があります。

申し込みに必要な8つの条件

  1. 日本国の医師免許を有する者

  2. 5年以上の緩和医療の臨床経験を有する者または「がんプロフェッショナル養成プラン緩和医療専門医コース」を修了した者

  3. 本学会が認定する認定研修施設において2年以上の緩和医療の臨床研修を修了した者
  4. 下記①~②の条件を満たし、自ら緩和医療を担当した20例の症例報告を提出すること*

    ①10例以上は認定研修施設の症例であること

    ②20例のうち、「身体症状(痛み)」「身体症状(痛み以外)」「精神症状」「せん妄」「終末期の鎮静」「社会的な関わり」「スピリチュアルな関わり」を中心とした症例が1例ずつ以上あること

    ★ 当科では症例報告の指導医によるチェックも行っています!

  5. 緩和医療に関する教育歴を2件以上有すること

    ★ 当科では施設外での教育歴の場も豊富です!例えば心不全緩和ケアトレーニングコース、救急緩和ケアセミナー、市町村での市民向け公開講座、他院勉強会での講演などがあります。過去に教育歴が有る方のほうが少ないと思いますので、講演のサポートをさせていただきます。

  6. 緩和医療に関する筆頭の原著論文または症例報告、かつ学会発表の業績を有すること

    ★飯塚病院 臨床研究支援室と連携し、論文作成支援・学会発表支援を行っています。当科から英文・和文両方の報告歴があります。

  7. 本学会認定の講習会を1回以上受講していること

    ★ いわゆる教育セミナーのことです。年2回開催されています。今はZOOMなので参加しやすい!

  8. 申請時点で2年以上継続して本学会員であり、当該年度の会費を納めていること(WEB版会員名簿でご確認ください)

    ★ これは要注意!過去に1年10ヶ月しか会員歴がなく、申請後に気づいて涙を飲んだ人も…

鬼門…論文の壁

論文作成のハードルはなかなか高いものです。飯塚病院では日々の臨床の傍ら臨床研究や論文執筆のサポートを受けることができます。また最も研究に必要なのは時間、ということでスタッフには研究日として大学院に通ったり、論文作成のための時間を確保できるようスタッフ間で互助の仕組みを作っています。

当科初の英語論文発表後、記念にこんなマグカップを作りました

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