新連載がスタートします。今年卒業後10年目を迎える医師で、総合診療科の後期研修あるいは所属を選んだ医師へのアンケート企画を開始することとなりました。
まず第一回はJACRAの代表や飯塚病院 総合診療科 チーフレジデントなど歴任された飯塚病院 総合診療科 小杉俊介先生です。小杉先生は連携医療・緩和ケア科を9ヶ月ローテーションされ緩和医療認定医もお持ちです。
初期研修は北九州総合病院で終えました。
その後、卒後3−5年目を飯塚病院 総合診療科 後期研修医として過ごし、5年目ではチーフレジデントを拝命しました。
卒後6年目から現まで、 飯塚病院 総合診療科のスタッフとして勤務をしております。

初期研修医先は、まず体が動くようになることを目標に選択しました。
実際研修医になり体が動くようになっていく中で、どうしてそのように動くのか、より良い方法はないのかなどを考えるようになりました。

もともと存在を知っていた飯塚病院 総合診療科の見学に来た際に、動きながら考えるを実践している先輩たちの姿を実際に見て、ここでならより良いトレーニングを受けられると思いました。また他の科などもその時点ではまだ考えていたため、どの科に行くにしても自信をつけられると思い入職を決めました。
私達が入職した頃は(診療科に所属する)人数もまだ少なく、指導医はもちろんモチベーション・能力ともに高い先輩や同期と時間を考えず切磋琢磨していくスタイルでした。
しかし、ワーク・ライフ・バランスはあまり良いとは言えなかったので、後輩のためにどうすれば働きたくなるかなどを考え上司などと相談していました。

僕らの意見を聞いてもらえる環境であったので、提案したことは適宜修正を加えてもらいながら科の運営も含めて柔軟に変更でき、今ではすごくワーク・ライフ・バランスはしっかりとりながらも、充実した業務に当たれる環境になったと思います。変革を提案し、その変化を生身で感じることができてすごく良い経験になりました。
老舗である当科ですがまだまだ改善すべき点もありましたし、人員が増加してできることが増えてきている時期であったので、色々なことを部長の井村先生の話を聞きながら若手から発信できるのではないかと思いそのままスタッフとして今も働いています。レジデントのときにはできなかった、「自分である程度責任をとって事を成す」ということが上司のサポートの元できたのは非常に良い経験になりました。
取得した資格は日本内科学会 総合内科専門医・認定医、緩和医療学会認定医・指導医、日本病院総合診療医学会認定医、臨床研修指導医です。
医療者教育学の修士を今後は取得したいと考えており、大学院への進学(臨床しながら?)を考えています。

進路に迷ったら、一年でもいいので当科で研修してみませんか?後悔はさせません。

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