飯塚病院 連携医療・緩和ケア科では入院診療から在宅医療まで幅広いフィールドで診療を行い、継続性のあるケアを心がけています。
入院診療<緩和ケア病棟>
飯塚病院には18床の緩和ケア病棟があります。緩和ケア病棟は専門的緩和ケアを提供することに特化した病棟です。緩和ケア認定看護師や医療ソーシャルワーカー、公認心理師などの専門職と連携して医療・ケアを提供します。
入院診療<一般病棟>
連携医療・緩和ケア科ではがん・非がんを問わず一般病棟でも主治医として診療を行います。1人5から10人程度の患者を受け持ち、3人チーム体制で診療します。医学的状況やこれまでのナラティブを考慮した上で、救急病床から入院を担当することもあります。
入院診療<緩和ケアチーム>
緩和ケアチームは、他の診療科に入院中の患者に対し、コンサルタントとして緩和ケアを提供する役割です。当院では緩和ケア認定ナースを中心とした緩和ケアチームアプローチを行っています。医師に求められる役割として、医学的状況の整理や症状緩和治療薬の調整、主治医との情報共有などがあります。
外来診療
連携医療・緩和ケア科ではがん・非がんを問わず外来で緩和ケアを提供しています。化学療法中の方の相談も多く、治療期からの緩和ケア・ACP・社会環境調整を行っています。飛び込み受診・入院相談も受けており、時に救急外来に降りて診療することもあります。また遺族を対象としたグリーフケア外来も行っています。
訪問診療
松口循環器科・内科医院と連携し、訪問診療を週8コマ行っています。退院したあとも実際に訪問診療に行くことで、継続性をもったケアを提供することができます。また学習者にとっては病院の外の診療光景について触れる機会は一般に少なく、地域連携のために必要な情報や病院診療に求められていることを確認することができます。
九州で一番雪が積もった日でした コロナ禍前の診療風景です