皆様こんにちは。Yuukiです。
今年の冬は北陸で過ごす予定で、テレビで観るような雪景色を体感出来ることに、期待と不安が入り混じっている今日この頃です⛄️
さて、今回はマルモカンファにプレゼンターとして参加しましたので、そのことをご紹介しようと思います。

早速見ていきましょう!
マルモカンファって?
そもそも「マルモカンファ」って何ですか?
初めて聞いた方もいるかもしれません。
マルモカンファとは、マルチモビディティ(multimorbidity)を抱えた症例について多職種でカンファレンスを行うことで、通称「マルモカンファ」と呼ばれています。
それではマルチモビディティとは何でしょうか。
以下は、マルモカンファ主催者である大浦 誠 先生の記事からの引用です。
multimorbidityというのは,2型糖尿病,慢性心不全,骨粗鬆症,認知症,うつ病,変形性膝関節症のように「複数の主たる慢性疾患を有する状態」です。そうなるとかかわる診療科も複数になりやすく,その連携がうまくいかないとポリファーマシーになりやすくなると言われています。
※マルチモビディティとその対応について、更に詳しい内容を知りたい方は以下のリンクをご参照ください。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2020/PA03367_05
どんな内容なの?
今回自分が紹介した症例は心不全で入院した高齢女性です。
スライドを(敢えて)一枚にまとめて提示し、参加者が気になることをどんどん聞いていく、
というスタイルです。
一番驚かされるのは、その参加者です!
医師だけではなく、薬剤師や学生(医学部から工学部まで)、鍼灸師、芸術家、柔道整復師、アナウンサー、法律家など本当に様々な方が参加されます。

色んな職種の方が来られるので、かなり緊張しました。
質問内容も千差万別で、「あ、そういう視点はなかったなあ!」と感心させられました。
この方の馴れ初めは?
この方、塩は何を使ってる?
この方の宗教は?
もちろん分からなければ、分からないと言って大丈夫です!
大事なのは、質問者がなぜその質問をしたのか、その背景を知ることです。
そうすると、「この人の関心事はここにあって、だからこの質問をしたのだな。」と理解できて、自分の中の視点が広がる感覚があります。

視点が広がっていくのが、このカンファレンスの興味深いところですね!
最後に
そしてカンファレンスの終わりには、芸術家の方からグラレコの共有があります。
議論して明らかとなった患者さんの全体像を絵に表すことで、参加者の共通のイメージとなります。
頭の中でぼんやりと思い描いていたイメージが絵になると、更に理解が深まります。

これにはいつも「おお!」という感動の声が上がるそうです。
感想も皆さんから頂きました。楽しんで頂けたようでなによりです!

マルモカンファレンスについて詳細を知りたい方は、以下のHPをご覧下さい。
これまでの開催記録や1分間の紹介動画などがあります。
「参加してみたい!」という方は登録フォームもありますよ!
https://www.multimorbidityconference.com/
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