皆さんこんにちは。

緩和ケア医2年目のYuukiです。

もうすぐクリスマス🎄ですね!

娘と過ごす初めてのクリスマスが待ち遠しい今日この頃です🤶

さて、今回は専攻医突撃インタビューなるものを行ってみました。

当科には年間を通して多くのローテーターが研修に来られ、様々なバックグラウンドを持つ先生方と接することが出来ます。

こんなにローテーターが多い緩和ケア科は、他にないでしょう(私見)。

そんな当科の人気の秘密は何なのか、ローテーターは何を学んでいるのか、などを探ってみたいと思います。

インタビュイー(インタビューを受ける人)は?

今回は、当科を2回もローテートして下さっている「佐柳先生」にインタビューを行ってみました。

佐柳先生は、「飯塚病院 総合診療科」所属で、家庭医を志し「飯塚・頴田 総合診療 専門研修プログラム」を選択されております。

現在卒後5年目で、12月に当科をローテートされております。

家庭医を志しプログラムに興味のある方は、以下のホームページをご参照ください。

https://aih-net.com/resident/major/program/sougou.html

Yuuki

佐柳先生は昨年ベストレジデント賞を受賞された非常に優秀な先生です!

なぜ連ケア科をローテートすることを選ばれたのですか?

家庭医を目指し、連携施設である頴田病院で在宅診療や慢性期患者さんの病棟管理、健康診断などを行っていますが、緩和ケアは家庭医と非常に親和性が高いと感じたからです。

頴田病院は特に訪問診療に力を入れており、在宅診療での看取りや症状緩和をたくさん経験させて頂きました。紹介元としては連ケア科からが多く、そこで緩和ケアを学ぶことで視野が拡がり、在宅診療の理解が更に深まると考え、ローテートさせて頂きました。

また将来的には実家の病院で在宅診療を行う予定で、その際に役立つ緩和ケアのスキルを学びたいと考えたからです。

実家の病院の前で

実際に学んだことは何ですか?

色々あるのですが、1番大きいのはやはり面談やコミュニケーションスキルです。

在宅診療は基本的には医師1人と看護師で訪問することが多く、そこでは急に患者さんや家族と大事なお話をしなければいけなくなることもあります。

治療方針についての相談は電話ですぐに出来ますが、面談のフィードバックはなかなか貰えません。

「今の説明で患者さんは納得してくれただろうか。もう少し違う表現の方が良かっただろうか…。」

と思う一方で誰に相談して良いのかも分からず、モヤモヤすることもありました。

連ケア科では面談の際には必ず指導医と一緒に入り、直後にフィードバックをもらえます。

そこでは緩和ケア領域でよく使われるコミュニケーションスキル(SHAREや3Stage Protocolなど)を駆使しながら振り返りをしてもらえるので、自分に何が足りないのかが明確で、次の目標が立てやすく、自分が成長していくことを実感できました。

※3Stage Protocolについては以下の文献やAntaa Slideもご参照ください。

https://agsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jgs.16686

https://slide.antaa.jp/article/view/d333287449f4497f

Yuuki

面談のフィードバックを貰えるところは中々ないと思います。
自分もまだまだ修行中です。

日常診療で役立ったことはありましたか?

普段の患者さんとの対話や多職種との対話でスキルを意識して使うようになりました。

また家庭医として小児科を担当することもあるのですが、お子さんは自分の症状を上手く伝えることが出来ないため、親御さんから聞く病歴が重要になります。その際に親御さんも心配のためか、上手く伝えられないこともあります。

その際に、緩和ケアでのコミュニケーションスキルが役立ちます。特に親御さんに共感したり尊敬を伝えることが重要で、「心配でしたよね。」や、「お父さん・お母さんの対応は100点でしたよ。」などと共感することで病歴の聴取がスムーズになります。

患者さんの診るフェーズが小児と終末期のようにかけ離れていても、そこで行われるコミュニケーションに何の違いもありません。

Yuuki

小児科でも緩和ケアのスキルが活きるのは凄いですね!

連ケアローテートを考えている先生方にメッセージをお願いします!

在宅診療やがん治療に興味のある人には必須のコミュニケーションスキルを学ぶことが出来ます。

またそれ以外の方でも、患者さんや家族、多職種と対話する上で役立つコミュニケーションスキルを学べるので、全ての医療者にお勧めです。

コミュニケーションスキルを学びたい方は、ぜひローテートを検討してみて下さい!

スタッフ募集中!

飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は2023年度の内科専攻医・後期研修医・スタッフ医師を募集しています!現在は新型コロナウイルス第8波の渦中にあり、大変な日々をお過ごしのことと思いますが、オンラインでの就職面談や病院紹介も承っております。

ぜひお気軽にお申し込みください!!

見学のお申し込み方法について

  • 見学は1日から3日(それ以上の長い期間は要相談)で承ります。
  • 総合診療科頴田病院(かいたびょういん;総合診療医が中心となっている96床のコミュニティホスピタル)などの見学もあわせて希望される場合、可能な限り調整させていただきます。
  • お申し込みを頂いたあと、具体的な見学内容の希望についてのアンケートフォームを送信させていただきます。
  • みなさまの見学を心からお待ち申し上げます。

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オンライン面談について

  • 緩和ケアの研修や当院での勤務にご関心があっても、こういった社会状況では見学が難しいという方もいらっしゃると思います。
  • そこでオンラインでの情報交換やご質問へのご回答もおこなっております。
  • 個別に勤務の様子や研修内容、具体的な雇用契約内容などについて30分−60分程度、お話しさせていただきます。
  • 以下のフォームより、オンライン面談の希望とご記載いただきご送信ください。
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みなさまと一緒に働ける日を楽しみにしています!

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