こんにちは。昨日はとてつもない大型カップルの結婚報告に日本全土が揺れましたね。
そんなみんなで恋ダンスを歌って踊っていた4年前、何を思ったのか、当時のある若手スタッフが巨大ホワイトボードの医局設置プロジェクトを開始しました。
Googleみたいなオフィスって憧れる
だれかがそんなことをつぶやいた。ふとググってみる。
壁一面がホワイトボード。
どうやらブレインストーミングや、即席のレクチャー、会議で使われているようだ。
医局にもコレを導入したい。
2018年当時、緩和ケア科はスタッフも増えて元病室を医局として扱っていた。当時は院内から寄せ集めた古い机や棚で、なんとか人が集まれるような場所だった。
その部屋にホワイトボードを設置して、みんながレクチャーやディスカッションできるようにしたらどうだろう。
しかし当院の緩和ケア病棟があるのはは創立100年(築40〜年?)のクラシックな建物。
さすがに壁全部をやりかえるのは無理がありそうだ。私の夢は叶うのだろうか。
D.I.Y.でやってみた
「出る杭はもっとでよ」
飯塚病院 総合診療科部長の井村先生もそう後押ししてくれた(してない)
病棟師長に壁一面ホワイトボードの案を提案した。結果はあっさりOK。なんと柔軟な。
当時の医局員も「あーうんいいんじゃない」と同意をしてくれた。もっと傾聴してほしかったが言質はとった。
早速モノタロウで検索してみた。
これは流石に一人ではできそうにない。施設環境サービス課の方に声をかけると一肌脱いでくださいました。
劇的ビフォーアフター
こちらがホワイトボード設置前です
ホワイトボード設置後がこちら…
なんということでしょう!
これまでただの病室でだれも長時間その空間にいようとしなかった場所が、まるでGoogle のような…とまではいかなくても、自然と人が集まり、コーヒーを飲みながら、多職種で議論したり、即席で症例相談やレクチャーがはじまる、カフェのような空間が出来上がりました。
Office glicoも設置し、緩和ケアスタッフの(精神的)健康増進に貢献しています。
ぜひお立ち寄りください
いまではこういった密集した空間でコーヒーを飲むことはできなくなってしまいました。
この部屋は換気や洗浄、黙食などルールを決めて、少人数で贅沢に空間を使うようにしています。
ぜひみなさんもご見学いただいたときは、一服していってくださいね。