スタッフの石上です。
頴田病院から来てくれている山本先生が最終発表をしてくれました。
3ヶ月のローテで様々な方の最期を経験していただきました。
今回は、散骨をしたいと患者さんに言われて、死後の手続き(死後事務)、色々な弔い方について勉強されたことを発表していただきました。
日本ではこの流れでご遺族はたくさんの書類に忙殺されると言われています。
身寄りがない方の死後事務については、厚労省の身寄りがない方の意思決定ガイドラインに記載されていますので参考になると思います。
https://www.mhlw.go.jp/content/000516181.pdf
火葬は最もポピュラーです。明治時代以降に広まったと言われています。
土葬:衛生的な観点上あまり好ましくないこと、国土の狭い日本にはむいていないことなどが原因で日本では土葬が少なくなっていた。日本では土葬を禁じる法律はない。(地方によっては条例で禁止にしている区域もある。)イスラム教徒では宗教上の理由で土葬を選択される人がいるそうです。
水葬:遺体を海や川、湖などで葬る事である。日本の法律では現在、航海中の船舶内で死亡した場合などの特別な例を除いて、原則的に法律で禁じられている。航海中の船で死亡した後24時間以上経過していて、衛生上船内に遺体を保管できない場合などで、医師が同船していれば死亡診断書を作成して、本人の写真撮影をしておく事などの諸条件を満たした上で、浮き上がらないようにして、きちんとした儀礼をもって行うこと等の法律で定められた条件が満たされた場合のみ行われる。
コロナ禍で、様式も一般葬から家族葬が増えていったそうです。弔い方も多様化しつつあります。
山本先生は、病棟からとても人気がありました。いろんな医療者を巻き込みつつ、患者さんの希望になんとか寄り添おうという思いがひしひしと伝わってくる感じでした。
家庭医領域でも緩和ケアを頑張って広めれるように頑張ってください!3ヶ月ありがとうございました。
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