皆さま、こんにちは。
今回は全国の連ケア卒業生インタビュー第4弾と題して、橋本法修先生へのインタビューをご紹介いたします。

早速インタビュー開始です!
インタビュイーは?
名前:橋本法修(はしもとほうしゅう)先生
所属:社会医療法人春回会井上病院 内科
大学卒業年度:2012年度
詳しくは以下をご覧ください。
https://www.shunkaikai.jp/inoue/section/医師紹介
1.総合診療と緩和ケアを志す
後期研修を飯塚病院総合診療科で行った。
その中で、マルチモビディティ(他疾患併存)の患者で、「帰りたい」と訴える患者さんを、「いや、帰れません」と説得する様子や、施設・療養病院へ半ば事務的に転院調整を行うといった、そのあり方に疑問を抱いていた。
先輩医師らから、緩和ケアでの研修を勧められ、とりあえず緩和ケア科で研修した。
病気を治すことだけでなく、その人にとってHappyな生き方を支える・手伝うことも医療者としてできることだと知って、緩和ケア医を目指した。
柏木先生、岡村先生との出会いは大きかったと思う。
当時の緩和ケアは、現在の連携医療・緩和ケア科の前身で、現在のようなスタッフ数もおらず、教育体制は未整備であり、今以上に他職種から教えてもらうことが多かった。
現在の主な業務
・総合内科:誤嚥性肺炎、尿路感染症、心不全、認知症、パーキンソン病など非がん疾患(非がんの緩和ケア中心)、不明熱、関節炎、不定愁訴などの総合内科(診断学中心)、救急診療
・緩和ケアチーム:細々とがん患者への関わりとチームでやってます。
・認知症ケアチーム:せん妄、認知症周辺症状、不眠の方などへの関わりをチーム介入。 ・緩和医療学会の委員会活動
1日のタイムスケジュール

連ケアで学んで現在に活きている事
・どんなときも「緩和ケア」(症状緩和、生活へのアプローチ、家族ケアなど)
・組織人としての動き方
・理事長が目指している方向を理解する(経営学的に)
組織や他職種のために貢献できることは何か?を常に考えることを求められる環境だった。
さらに、これを言語化してフィードバックをもらえたことがよかった。
連ケアでの思い出のエピソード
・組織の成長には攻守ともに必要で、組織の成長に必要な先生はどんどん外に出て活動を広げ、その先生が活動できるように組織内を守る。このバランスが大事。
私は、外への活動よりも所属組織の内側でひっそりと活動することの方が好きなようです。
・毎年みんなでWayを作る。
これから取り組もうと思っていること
意識して頑張ろうとしているのは、「長崎の地で、総合内科&緩和ケアを実践する」ことです。
メッセージ
出来るだけなりたい姿を明確にして、そうなるための方法を事前に相談しておくことをおすすめします。
ぼんやりな、「ありたい姿」でもいいけど、それではきっと得られる成果が少ない。ある程度、これこれできるようになりたい!という具体的な目標設定がいいだろう。
連携医療緩和ケア科には、その目標設定を手伝ってくれる人がいるはず。キャリアについて迷っている人は当然いると思うが、迷いながらも目の前のことに全力投球してほしい。
実際「緩和ケア」がどのようなものかを体験するには経験した方が良い。連携医療・緩和ケアのHPを見たなら、即見学、即研修!が良いと思う。出会いはとても大事で、行動あるのみ!
スタッフ募集中!
飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は2024年度の内科専攻医・後期研修医・スタッフ医師を募集しています!お仕事などで大変な日々をお過ごしのことと思いますが、オンラインでの就職面談や病院紹介も承っております。
ぜひお気軽にお申し込みください!!
緩和医療専門医をめざすあなたへ
当院では緩和医療専門医を目指す医師を募集しています!
興味を持っていただけた方は、お気軽に以下のフォームよりご連絡ください!
オンライン面談について
- 緩和ケアの研修や当院での勤務にご関心があっても、こういった社会状況では見学が難しいという方もいらっしゃると思います。
- そこでオンラインでの情報交換やご質問へのご回答もおこなっております。
- 個別に勤務の様子や研修内容、具体的な雇用契約内容などについて30分−60分程度、お話しさせていただきます。
- 以下のフォームより、オンライン面談の希望とご記載いただきご送信ください。

みなさまと一緒に働ける日を楽しみにしています!