みなさんこんにちは!れんけあブログをご覧になってくださり、ありがとうございます!!m(_ _)m
2024年4月から福岡県内にある4つの緩和医療学会認定研修施設(飯塚病院、福岡ハートネット病院、JCHO 九州病院、国家公務員共済組合連合会 浜の町病院)で、福岡緩和医療専門医プログラム合同勉強会を行っています!
10月の勉強会では、福岡ハートネット病院 大森崇史先生にご講演いただきました!
大森先生は飯塚病院 連携医療・緩和ケア科を経て、現在は福岡ハートネット病院の在宅診療科にご勤務されています。詳しくは以下のインタビューをご覧になってください。
今回のテーマは、心不全緩和ケア…ではなく、オランダの医療🇳🇱です!
ご無沙汰してます!
9月の上旬にオランダの医療視察に行ってきました。
今回は、その学びをシェアさせていただきますね!
KEY TAKEAWAYS
- オランダの緩和ケアは緩和ケアチーム、在宅医療、ホスピスなどで提供されている。ホスピスは日本のように病院ではなく、住居・施設として存在している。
- Positive healthは「社会面、身体面、心情面における難題に対する自
己管理と適応するための能力」として提唱され、オランダ発の新しい健康概念として普及している - 安楽死は2002年に法制化された。安楽死を受けた人の数は増え続けており、現在は年間9000人程度(全死亡の5%に該当)である。その是非については今も議論が続いている。
- Buurtzorgはオランダ最大の訪問看護組織で、15000人の看護師が所属している。ティール組織という、自主経営・非階層構造のフラットな組織づくりがなされている。
ちょっとだけ…発表の内容を紹介します
オランダは九州と同じくらいの規模感みたいです。へー!
なんか親近感がわくよね〜
オランダはどうでしたか??
9月の上旬に行きましたが、気候もよく過ごしやすかったですね。
平地が多く、自転車での移動も快適でした!
ただ、coffee shopの近くは大麻臭かったですね…。
こちら、見学をさせてもらったhospice alkmaarの玄関にあるステンドグラスです。もともと教会を改修した建物で、荘厳な空間でした。
こちらは中庭の写真です。この施設では入居者の方が亡くなるときはろうそくに火が灯る風習があるようでした。小川糸さんの小説、「ライオンのおやつ」にもそんな描写がありましたね。
ホスピスの部屋にはそれぞれ庭があります。眺めもよく、気候もよいので、いつまでものんびりと過ごせそうな気分になりました。
ここではご紹介できませんでしたが、ホスピスだけでなくオランダの医療制度や安楽死制度、Buurtzorgの組織マネジメントについてもお話いただきました!
実際に行ってみて、どうでしたか??
本当にたくさんのことを学ばせていただきましたが、他国の医療制度や緩和ケアを学ぶことで、これからの臨床に役立てるだけでなく、日本や自分が実践できていることと、その価値に気付くことができました!
海外視察は多くの学びがありますよね!これからのご活躍をお祈りしています!今日はありがとうございました!
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