皆さまこんにちは。スタッフの石上です。
さて今回は恒例の「全国の連ケア卒業生へインタビュー」第弾になります。
今回は、森崎 貴博 先生にインタビューしました。
インタビュイーは?
名前:森崎貴博
所属:飯塚病院 産業医、放射線治療科
ファミリーヘルスクリニック北九州 医師、プロデューサー
家族や友人との時間を大切にしています。
ロードバイクで目的地で美味しいものを食べるのも幸せですね
現在の主な業務
飯塚病院で放射線治療医として根治から緩和的な治療も行っています。産業医としては病院スタッフが元気に働けるように健康管理、特にメンタル不調の対応や教育を行っています。
ファミリーヘルスクリニック北九州では主に在宅医療を行っています。他にプロデューサーとしてクリニックの経営や運営のアドバイザーや5年後、10年後の未来を考えるお手伝いをしています。外来も在宅医療も切れ目なく診療しているクリニックで、今年からいろんなことに挑戦して行く予定です。詳しくは以下のホームページをご覧ください。
https://fh-kitakyushu.com/about
飯塚病院の連ケアで学んで現在に活きていること
自分の診療、特に面談をメタ認知できるようになったことと、部門の運営を学べたことです。
研修のはじめは面談の時に声が小さかったり、緊張して落ち着かなかったりしていたのですが、指導医の先生から「サービス業でそういう店員からものを買いたいか?」と聞かれ、腑に落ちました。サービス業という捉え方は医療業界では好かれませんが、他の業界からも学ぶことがたくさんあるという視点を持つこともできました。
柏木先生を始め、他の医師と部門運営についてに勉強会が開催されていました。どうやってリクルートするか、そのためにどんな戦略を立てるかといったことを学び、大学病院勤務時には3年間連続で入局者を増やすことができました。クリニックでもこうした経験を活かし、地域医療の課題を解決することに役立てて行けたらと思っています。
連ケアでの思い出のエピソードセージ
忙しくも充実した一日のあとに某場所で一緒に勉強していた仲間とした雑談ですね。専門も興味関心も程よくばらついたメンバーで、そのつながりが今でも続いていて、年に数回集まっています。
今後の展望
北九州にあるクリニックで在宅医療や緩和ケアを提供させていただく他に地域で必要とされる医療・活動をどう提供するかを一緒に考えています。在宅患者さんの栄養状態の改善に関する取り組みや、地域の子育て支援といった取り組みが始まる予定です。
研修で最も伝えたいこと
「治りますか?」、「あとどれくらいの時間が残されているのでしょうか?」がん治療医としてこうした問いかけを受けるのがすごく辛くて、キャリアに悩んでいました。患者さんにとっても辛い話しですが、がん治療医にとってもこうした話しは辛く、半数のがん治療医がキャリアを閉ざそうと迷ったことがあると言われています。そうした話しの中でむしろその人らしく過ごせるように支えるスキルを身につけられたのが大きな経験でした。すべてのがん治療医、がん患者さんと関わる医師にオススメします。
緩和ケアを志している若い先生へのメッセージ
医療は究極的には病気をなんとかして患者さんのQOLを上げる営みです。急性期病院での研修の中では「治療」についての勉強が主ですが、患者さんのQOLをあげるための勉強をしてみませんか?
スタッフ募集中!
飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は2026年度の内科専攻医・後期研修医・スタッフ医師を募集しています!お仕事などで大変な日々をお過ごしのことと思いますが、オンラインでの就職面談や病院紹介も承っております。
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オンライン面談について
- 緩和ケアの研修や当院での勤務にご関心があっても、こういった社会状況では見学が難しいという方もいらっしゃると思います。
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みなさまと一緒に働ける日を楽しみにしています!