皆さまこんにちは。今回は恒例の「全国の連ケア卒業生へインタビュー」第9弾になります。
今回は、松本 衣里先生にインタビューしました。
インタビュイーは?
松本衣里 先生
所属 医療法人孔和会 松本内科眼科 副院長
JCHO 天草中央総合病院 緩和ケア科(週1回 外来と緩和ケアチーム回診)
卒業年度 平成26年
詳しくは以下をご覧ください。
https://matsumotonaikaganka.jp/about/
旦那様のご実家である天草で、総合診療、緩和ケア、訪問診療を提供しながら法人経営にも携わっておられます。
僻地でのプライマリケアに、緩和ケア専門外来に、イギリスでの緩和ケア教育/大学院に関してのオンライン研修に、そして育児に、と各方面に奮闘されている先生です。
明快で、非常にあたたかい雰囲気をまとった語り口が印象的でした。
独学で同時通訳ができるレベルまでの英会話も習得され、そこに至る習慣として、「24時間英語を流し続けるという独自の学習方法」を教えていただきました。
早速、インタビューを始めていきましょう!
現在の主な業務
・プライマリケア外来
・入院管理(緩和ケア、総合診療)
・訪問診療
・緩和ケア専門外来、チーム業務
・法人経営
と、多方面の業務でご活躍されております。
○1日のタイムスケジュール
*自院の場合
08:30 病棟業務
09:00 プライマリケア外来
14:00 訪問診療
16:00 病棟業務
夕方以降に会議など
*外勤先の場合
08:30 緩和ケアチームカンファ・回診
09:00 緩和ケア外来
12:00 病棟往診
14:00 終了→自院へ
飯塚病院の連ケアで学んで現在に活きていること
自己研鑽を継続することの当たり前さ。
先輩方の勉強方法や、時間の使い方などを勉強できたこと。社会人になっても勉強時間を確保し、モチベーションを維持するのは努力を要します(とくに育児もしていると)。しかし連ケアは、諸先輩方が、時間をやりくりしながら当たり前のように勉強を続けておられました。その姿に刺激を受け、今も勉強時間の確保を優先して行い、医学知識のアップデートをし、またマネージメントなども勉強しています。
連ケアでの思い出のエピソード
先輩・同期・後輩に恵まれ、充実していたので、1つに絞り込めない5年間でしたが、選ぶとすれば、米国へ緩和ケアの実習へ行かせていただいたことは、非癌・癌の緩和ケアにおいて大きな学びになりました。
取り組んでいること
法人として3院目のクリニックを開業し、院長に就任するので、準備に勤しんでいます。天草地域は人口減少が進んでおり、同時に医療従事者も減少しています。天草地域の活性化や健康維持に貢献できるよう、新クリニックは、医療DXを活かし、患者さんにもスタッフにも負担を少なく、予防医療から緩和ケアの訪問診療まで、丁寧な診療をお届けすることが目標です。
緩和ケアを志している若い先生へのメッセージ
連ケアでの学びは、一生の土台となりました。緩和ケアを通して培った患者さんへの姿勢、医学への哲学は、現在、患者さんへプライマリケアを提供する際にも大いに役立っています。
短期間でも、連ケアで学ばれ、大きく飛躍されることを祈っております。
○研修で最も伝えたいこと
「痛みは人をその場に留まらせる」と言われていますから、痛みのアセスメントをしっかりと!
そして知識もさることがら、先輩の勉強方法や就業後の過ごし方を学びましょう!
スタッフ募集中!
飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は2026年度の内科専攻医・後期研修医・スタッフ医師を募集しています!お仕事などで大変な日々をお過ごしのことと思いますが、オンラインでの就職面談や病院紹介も承っております。
ぜひお気軽にお申し込みください!
緩和医療専門医をめざすあなたへ
当院では緩和医療専門医を目指す医師を募集しています!
興味を持っていただけた方は、お気軽に以下のフォームよりご連絡ください!
オンライン面談について
- 緩和ケアの研修や当院での勤務にご関心があっても、こういった社会状況では見学が難しいという方もいらっしゃると思います。
- そこでオンラインでの情報交換やご質問へのご回答もおこなっております。
- 個別に勤務の様子や研修内容、具体的な雇用契約内容などについて30分−60分程度、お話しさせていただきます。
- 以下のフォームより、オンライン面談の希望とご記載いただきご送信ください。

みなさまと一緒に働ける日を楽しみにしています!