皆さまこんにちは。スタッフの大塚です。
さて今回は恒例の「全国の連ケア卒業生へインタビュー」第7弾になります。今回は、大屋清文先生にインタビューしてみたいと思います。
インタビュイーは?
名前:大屋 清文(おおや きよふみ)先生
所属:ピースホームケア京都クリニック院長
大学卒業年度:2013年(慶應義塾大学卒業)
詳しくは、以下のサイトをご参照下さい。
略歴
福岡県出身。慶應義塾大学を卒業後、地元に戻り飯塚病院で初期研修を修了。その後、医師5年目から緩和ケア科に進む。飯塚病院での勤務と並行して、Johns Hopkins大学の公衆衛生大学院の修士課程を修了(MPH)。2025年4月から京都大学大学院医療疫学の博士課程への進学も予定している。
京都では在宅医療クリニックの院長を務め、常勤医として働きながら、地域での緩和ケアの普及に注力している。学会活動や緩和ケアの教育にも積極的に取り組んでいる。
緩和ケア科を志したきっかけ
当初は全く緩和ケアをやりたいと思っていませんでした。総合診療科の後期研修の中で緩和ケア科をローテーションした際、ゆったり時間が流れるような診療が自分にはしっくりくるなと考え、飯塚病院での研修中医師5年目で緩和ケア科に進みました。
緩和ケア医になって、現在取り組んでいること、今後の展望
飯塚病院での経験を土台に、ピースホームケアクリニック京都の院長として在宅診療を行なっています。
また、大学院で培った疫学・生物統計、国際保健などの様々な視点を活かして、眼の前の患者さんや地域だけでなく世界全体の緩和ケアの質の底上げに貢献したいと考えています。
緩和医療学会では、若手医師セミナーのWPG長をはじめ、ガイドライン作成や専門医や指導医の教育に関わる役職を数多く務めています。
臨床研究を独立してきちんと取り組める人間になりたいと思い、来年からは京大の大学院の博士課程に進もうと思っています。
最終的には、基本的な緩和ケアが必要なときにだれもがアクセスできる社会が、日本のみならず世界で実現できるよう頑張っていきたいと思っています。
飯塚病院で学んで現在に活きていること
飯塚病院では、緩和ケア病棟、一般病棟での入院主治医、緩和ケア外来、在宅、共立病院などへのアウトリーチなど、幅広いフィールドでの経験を積むことができました。この多様な経験が、現在の在宅医療や地域での活動に役立っています。緩和ケアの全てを学ぶことができるフィールドというのは全国でもまだ少なく、とても貴重な経験でした。
緩和ケアを志している若い先生へのメッセージ
自分も今のキャリアを最初から思い描いていたわけではありません。
ただ、目の前にある一つ一つの仕事をきちんと丁寧にやっていくことが、次の仕事や新たなキャリア、人との繋がりにつながっていくのだと実感しています。
絶対に自分を粗末に扱わないでください。あなたのキャリアは他ならぬあなた自身のものです。自分の心の衝動を無視したり、否定したりせず、ありのままの自分を大切にしながら、勇気を出していろいろなことに挑戦していってください。そのために私にできることがあれば仰ってください。できる限りのお手伝いをしたいと思います。
飯塚病院で十分に経験をつんだ皆さんでしたら、きっとどこに行っても戦える緩和ケア医になっているはずです。それは私が保証します。ぜひ頑張ってくださいね。
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飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は2026年度の内科専攻医・後期研修医・スタッフ医師を募集しています!お仕事などで大変な日々をお過ごしのことと思いますが、オンラインでの就職面談や病院紹介も承っております。
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緩和医療専門医をめざすあなたへ
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オンライン面談について
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