スタッフの石上です。2024年から福岡県の緩和医療プログラムで合同勉強会を始めております。
飯塚病院、ハートネット病院、JCHO九州病院、浜の町病院が協力して勉強会を開催しています。
今回から連携施設となる名古屋の南生協病院も参加されることになりました。
今回はJCHO九州病院 総合診療科/緩和ケア科の山口先生からの情報共有でした。
緩和医療専門医の制度について詳しくは、こちらの内容を参照ください。
ざっくり把握したい方は下記も見てみてください!
https://www.jspm.ne.jp/specialistCertification/index.html
日本の緩和医療専門医制度は2009年に発足しました。現在は専門医と認定医が合わせて1600人程度いますがまだまだ人が足りてない状況です。
専門医が増加しない問題や、認定医の質の担保などの問題から、今回、専門医制度が改定されます。
サブスペシャリティ領域(基本領域の上の2階建ての部分)へ導入されるか現在、調整中だそうです。
①基幹施設と連携施設について
基幹施設は指導医が必要です。
連携施設は基幹施設と紐づいて指導医による定期的な指導を受けないといけない状態となっています。
今回、”ざっくりと”の説明をしていただき大変わかりやすかったです。
②認定医・専門医・指導医の役割と改定の内容
認定医:一定の水準以上の専門的緩和医療の実践
→基幹施設等での研修が不要 基幹施設での研修が困難でも専門医や指導医を目指せる
専門医:より高度な専門的緩和医療の実践・専攻医の臨床指導、症例報告書の指導やサイン・拠点病院等への配置を目指す
→論文要件が必須でなくなった、緩和医療学会の全国大会の発表経験のみでも良い 教育歴の要件も不要となった。
指導医:基幹施設や施設群でのカリキュラム責任者・臨床研究の指導
→従来の専門医が指導医へ移行するイメージ、論文や専門医指導育成実績が必要
詳しくは、学会のホームページを参照ください。
今まで緩和医療専門医は論文のハードルが高く、少なかったのですが、枠組みを大きく見直しており、
今年度からスタートしております。
緩和ケア医がどんどん増えると嬉しいです。
山口先生が所属しているJCHO九州病院の緩和ケア研修については以前のインタビュー記事のリンク先もご確認ください。
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飯塚病院 連携医療・緩和ケア科は2025年度の内科専攻医・後期研修医・スタッフ医師を募集しています!お仕事などで大変な日々をお過ごしのことと思いますが、オンラインでの就職面談や病院紹介も承っております。
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